🎼 自動演奏 + 進行ビルダー +
ジャンルエディタ 完全ガイド

簡単!MIDIクリエーターの中核を担う 3 つの機能、 「自動演奏」「コード進行ビルダー」「ジャンルエディタ」を ゼロから理解するためのコンセプト解説です。

所要 5 分で読める 初心者向け 図解多め

🎯 このページの目的

アプリの中核機能を最短ルートで理解し、 「楽器が弾けなくても、コード進行さえ書ければ伴奏 MIDI が手に入る」 という体験を最短で得てもらうためのナビゲーションです。 コード進行を一から考えるのが難しい方は、まず「コード進行ビルダー」で 雰囲気を選んで組み立てるところから始められます。

各機能の詳細は チュートリアル でハンズオン形式で解説しています。 まずはこのページで全体像を掴み、その後チュートリアルで実際に手を動かす流れがおすすめ。


① 自動演奏とは?

🎹

コードを書くだけで MIDI 伴奏を自動生成する機能

自動演奏は、テキストでコード進行を入力するだけで、 ベース・ピアノ・ドラムなど複数パートの MIDI 伴奏を 自動的に生成してくれる機能です。 アプリ内で再生確認 → MIDI ファイルとしてエクスポート、までを 1 画面で完結します。

仕組み(ざっくり)

USER INPUT 📝 コードシート 1 Cmaj7 2 Dm7 G7 3 Em7 A7 4 Fmaj7 // + ジャンル: Jazz ENGINE v2 Compiler ① コード解析 ② ジャンル定義適用 ③ Pattern + Track 展開 17 ジャンル + My Genres OUTPUT 🎵 MIDI ノート列 🎹 ピアノ × n音 🎸 ベース × n音 🥁 ドラム × n音 📦 .mid ファイル出力 コードを書くだけ → ジャンルが演奏 → 標準 MIDI として持ち出し可能

具体的にできること


② ジャンルエディタとは?

🎛️

自動演奏で使う "ジャンル" を自分で作るツール

ジャンルエディタは、 自動演奏のスタイル(ベースのリズム、ピアノの和音の刻み方、ドラムパターン等)を GUI だけで設計・編集できる機能です。

例えるなら「シンセサイザーのユーザーパッチ保存領域」。 あなた専用の「My Bossa」「Custom Lo-Fi」「Tokyo シティポップ」など、 独自の伴奏スタイルライブラリを育てていけます。

仕組み

EDITOR 🎛 ジャンルエディタ パラメータ シーケンス パターン Articulate Volume Swing 💾 保存 (.eag) USER BANK 📦 User Bank 📦 My_Bossa.eag 📦 Custom_LoFi.eag 📦 Tokyo_CityPop.eag 📦 Acid_Virtual.eag + さらに保存… AUTO PERFORM ▶ 自動演奏(再生) ジャンル選択 ▼ — Factory — Jazz / Standard — My Genres — 📦 Tokyo_CityPop ✓ 再生中… Tokyo_CityPop で演奏 シンセサイザーのユーザーパッチと同じ感覚で、あなたのジャンルライブラリを蓄積

3 つの編集タブ

パラメータ

  • 17 個の楽器設定(音色・音域・音量)
  • Voicing Mode(和音の積み方 8 種)
  • Articulate(音長スケール)
  • Strum(ストローク間隔)
  • Swing / Humanize / Harmony

シーケンス

  • 1 〜 N 小節サイクルの定義
  • 例: 4 小節目だけフィル
  • SeqRnd(重み付きランダム選択)
  • 無音小節 (z) の扱い

パターン

  • 1 小節分のリズム・音型を 16 分単位で設計
  • 視覚タイムラインでイベントブロックを配置
  • Pitch(root / 3度 / chord / approach / drum 直接指定 など 18 種)
  • Velocity / Duration / Strong など細かく編集

③ コード進行ビルダーとは?(v2.3.3 NEW)

🧩

雰囲気で選んだコード進行を、組み立てて曲にするツール

コード進行ビルダー(自動演奏の「進行ビルダー」サブタブ)は、 「明るい」「切ない」「夏っぽい」といった雰囲気ラベルの付いた 完成済みのコード進行を、 Aメロ / Bメロ / サビ / 転調 / エンディングから 1 つずつ選んで合体し、そのままフル伴奏で試聴できる、 超初心者向けの作曲補助ツールです。 コード進行を一から考えなくても、選ぶだけで曲の骨格ができあがります。

使い方の流れ

  1. 上部の構成スロット(Aメロ / Bメロ / 転調 / サビ / エンディング)で編集するセクションを選ぶ
  2. 並んだ雰囲気カードから 1 枚選ぶ(もう一度押すと選択解除)
  3. 選んだセクションが下のタイムラインに合体表示される
  4. 試聴ジャンルとキーを選んで、全体を試聴
  5. 「自動演奏へ送る」でコードシートをコピーし、コード伴奏タブに貼り付け

収録素材(v2.4.3 で大幅増強)

  • 合計 10,000 枚以上のコード進行を収録(ジャンル × セクション別)
  • 人間が作った実曲・標準集から厳選した 「ジャンルマッチ」3,000 枚以上:
    • Real Book 級ジャズスタンダード 430 枚(コルトレーン / マリガン / バーリン他、AABA 形式 1382 曲から抽出)
    • Beatles / Queen / Carole King 等 330 枚(QMUL / ChoCo 楽曲注釈データ、verse / bridge / chorus を厳密分割)
    • Billboard 実ヒット曲 2,321 枚(1958-1991、人間注釈 SALAMI データ)
    • 各ジャンルの手作りシグネチャ 163 枚(ジャズ・ボサノバ・DnB・アシッドジャズ・ネオソウル・ファンク・ソウル R&B・ロック・レゲエ・エレクトロニカ・カントリーの 12 ジャンル)
  • 統計データから抽出した進行 6,959 枚(15 ジャンル × 5 セクション × 96 枚ずつ厳選)
  • カードに 具体ラベル(夕暮れ時のような・胸が締め付けられるような 等)・度数・進行名(カノン進行・1645・ii-V-I 等)・曲名(実曲由来カード) を表示
  • 選ぶと、次に合う おすすめのセクション(Bメロやサビ)を相性順に並べ替え+上位に緑枠で強調
  • 内部はキー相対(度数)で保持。キーの上げ下げで全体を移調

タイムライン + プレイヘッド試聴

合体した曲を 小節ごとのコードで並べたタイムラインを表示します。 再生位置をプレイヘッドが動き、今鳴っているコードをハイライト。 小節をクリックするとその位置から再生(頭出し)でき、 間奏だけ・つなぎだけを、フル尺を待たずに確認できます。 「先頭に戻る」ボタンも用意しています。

曲の形(イントロ / 繰り返し / 間奏)

他のパートの進行を流用して、イントロや間奏を手軽に付け替えできます。 曲そのものをいじるわけではないので、いろいろなパターンを気軽に試せます。

なめらか接続

セクションのつなぎ目に、次の頭へ向かう属 7 のピックアップを 自動で挿し込み、ブロックの境目を自然に繋ぎます(オン / オフ切替)。

ガイドメロディ生成(v2.3.4 NEW・v2.4.0 改善)

作ったコード進行にメロディを自動生成できます。 AI のように毎回完璧を狙うのではなく、 「生成するたびに違うメロディが出て、何度か試すうちに良いものに出会う」発見型のツールです。 スケール内やコードトーンなどの制約をかけているので、 ハズレの中にも一応聴けるものが混ざります。 v2.4.0 では自動採点を導入し、生成ボタンを押すと内部で複数の候補を作って 歌いやすさ(強拍のコードトーン・順次進行・フレーズ末の着地・音域など)で採点し、 良い案を自動的に採用します。引き直しの手間が減りました。 完成形ではなく、歌作りの下敷き(仮メロ)という位置づけで、 気に入った案をピアノロールで仕上げていく流れを想定しています。

名前を付けて保存 / 開く(v2.3.4 NEW)

進行ビルダーの作りかけに名前を付けて保存し、後で開けます。 選んだコード進行・キー・曲の形・生成したメロディまで、まとめて保存されます (上部バーの「保存」「開く」から)。

メロディ付きの引き渡し(v2.3.4 NEW)

完成した曲を、伴奏とメロディ込みで持ち出せます。

コード進行の「練り直し」生成(v2.3.5 NEW)

選んだ進行を、雰囲気はそのままに別の進行へ作り直せます。 メロディ生成と同じ「引き直し型」で、何度か試すうちに良い形に出会えます。

ユーザーライブラリ(v2.3.5 NEW・全プロジェクト共通)

気に入った進行や「進行+メロディ」のセットを保存して、別の曲でも呼び出せます。 使うほど自分専用のカード資産が育ちます。カード見出し横の「進行を保存/ライブラリ」、 メロパネルの「ライブラリへ保存/メロライブラリ」から、一覧での選択・削除ができます。

おすすめの自動表示(v2.3.5 NEW)

Aメロを選ぶと、続けて合う Bメロ や サビ が接続の相性で自動的に並び替わり、 先頭ほどおすすめとして表示されます(候補が少なくて行き詰まる問題を解消)。 各セクションの見出しには現在のパターン数も表示します。

タイムラインのコード編集(v2.3.5 NEW)

タイムライン上のコード名をダブルクリックすると、任意のコードに編集できます (2 コードは空白区切りで入力)。編集した進行はライブラリに保存できます。

番号付きの手順ガイド・画面の拡大(v2.4.0 NEW)

何から始めればよいか分かるよう、画面を「① まず決める(ジャンル・テンポ・キー)」 「② 曲構成を選ぶ」「③ 雰囲気カードを選ぶ」の番号付きの手順で表示します。 タイトル行と「開く / 保存 / リセット」を 1 段にまとめ、メロディの確認・編集に使う ピアノロール風プレビューを大きくしました。曲生成ビルダーも同じ作法に統一しています。

雰囲気カードを 8 家族に再設計(v2.4.3 NEW)

カードの選び方を、音楽理論用語ではなく作り手の言葉に揃えました。 雰囲気のチップを 8 つの家族に整理しています:

各カードには具体ラベル(約 80 語)が表示されます。 「夕暮れ時のような」「胸が締め付けられるような」「気怠い」「ジャジーな」「希望に満ちた」「ノスタルジックな」「凪いだ海のような」 など、感情と情景の言葉が一目で分かるので、心に響くカードを直感で選べます。 家族はコードの傾向(長短バランス・テンション・dim / aug 等)から自動で割り当てます。

ジャンルマッチ: そのジャンルのど真ん中の進行だけ(v2.4.3 NEW)

9 番目のチップ 「ジャンルマッチ」を押すと、 ①で選んだジャンルのど真ん中の進行だけが並びます。 素材は人間が作った実曲・標準集を厳選しました(収録素材を参照)。 カードの顔には曲名と作曲家、または進行の呼び名 (ii-V-I の循環 / 王道 4536 / リキッド DnB / イパネマ風 / 60s ソウル等)が出ます。

つなぎの講評・接続アドバイザー(v2.4.3 NEW)

Aメロ→Bメロ→サビの境目のコード進行を判定して、プロの作曲家のような一言と直す候補を表示します。 ②(曲構成)の下に開閉式の「つなぎの講評」パネルが出ます(既定は閉じ。 理論に詳しい方の邪魔をしません)。ヘッダーをタップで開閉。

ジャンル選択でそのジャンルに合う進行だけ(v2.4.3 NEW)

ジャンルを切り替えると、本物データからジャンルごとに厳選した進行だけが表示されます。 例えばドラムンベースを選ぶと、Liquid 系の m7 / 9th が効いた色気のある進行が中心になり、 明るい J-POP 進行は出ません。各ジャンル最大 96 枚 / セクションを上限に、 実曲の頻度とコードの色付けでスコア化して厳選しています。 Bossa Nova を選ぶとボサノバ / サンバ / MPB 系の専用 480 枚が出ます。

コード進行 編集ダイアログを新搭載(v2.4.8 NEW)

カード詳細パネルの「視聴」ボタンの下に「編集する」ボタンを新設しました。 クリックすると専用ダイアログが開き、進行を 1 セルずつ整えていく操作に集中できます。

旧「コード進行を作り直す」パネル(範囲+味付けによる丸ごと生成)は撤去し、 ダイアログに役割を一本化しました。

カード名称の編集(v2.4.8 NEW)

編集ダイアログ先頭の「カード名」TextFieldで、 カードの名称(雰囲気ラベル)を直接編集できます。 曲の中で覚えやすい呼び名を付けたいとき、複製カードに分かりやすい名前を付けたいときに便利です。

「全曲共通」モードと per-song モード(v2.4.8 NEW)

編集ダイアログに「全曲共通(グローバル保存)」チェックボックスを追加しました。

カード詳細パネルにはバッジ表示も追加:per-song 編集中は「ユーザー変更中」、 グローバル編集中は「全曲共通で編集中」

カードを複製して編集(v2.4.8 NEW)

編集するボタンの下に「カードを複製して編集」ボタンを追加しました。 元カードに影響せず自分専用の派生カードを作れます。

「ユーザーカード」雰囲気家族を新設(v2.4.8 NEW)

雰囲気カテゴリチップに新カテゴリ「ユーザーカード」を追加しました。

複製元の追跡とジャンプボタン(v2.4.8 NEW)

複製カードには複製元の ID が記録されます。

似たような名前の複製カードが増えても、元カードへ 1 タップで戻れます。

ID 検索(v2.4.8 NEW)

③雰囲気カードのヘッダに「IDで検索」ボタンを新設しました。

不具合修正(v2.4.8 修正)

カード詳細パネルを「コード進行」と「演奏スタイル」に整理(v2.4.7 NEW)

A/B/サビ等のカードを選んだときに開くカード詳細パネルの構成を刷新しました。 これまで縦に長く並んでいた操作群を、役割で 2 セクションに分けました。

コード進行を直したいのか、表情を変えたいのか、目的に応じて素早くアクセスできます。

新ジャンル Pop/R&B/New Soul(v2.4.7 NEW)

Curtis Mayfield「Move On Up」系のニューソウル/ファンク要素を持つ Pop/R&B のサブジャンルを追加しました。 コンガ+シンプルキックの軽快なグルーヴ、スティールギターのカッティング、 Rhodes 風の和音バックに、フィンガーベースのオクターブ往復ラインを組み合わせています。 あわせて専用のコード進行カードを A メロ/B メロ/サビ/エンディング合計 11 枚追加収録しました。 「Move On Up」風の F-Am-Bb-Am 連続オスティナートや、転調感のあるサビ進行をワンタップで試せます。

Beatles「Two of Us」系の進行カード 3 枚(A メロ/B メロ/サビ)も追加しました。 フォーク系の素朴な弾き語りに馴染む進行として、Pop/Folk と組み合わせて使えます。

演奏スタイル切替の柔軟化(v2.4.7 NEW・内部改善)

ジャンル定義の SectionTemplate 機構を拡張し、セクションスタイル([style=beatles] 等)ごとに 楽器音色(GM プログラム)やボイシング設定の上書きができるようになりました。 これにより、同じ Pop/Folk 伴奏でも特定カード時のみアコギを 4 音クローズボイシングに切り替える、 といった細かい使い分けがジャンル定義側で完結します。 今後の Beatles 系・SSW 系の特定曲再現カード追加の土台になります。

再生中の Solo ボタン連打クラッシュを修正(v2.4.7 修正)

進行ビルダーの再生中に Solo(S)ボタンを連続で押した際に、まれにアプリが落ちる不具合を修正しました。 再生中の非同期生成にデバウンスと世代管理を入れ、メロディ生成と再生再開のレース条件を解消しました。 連続クリックや高速トグルでも安全に動作するようになりました。

セクション味付けトグル5種+癒し系メロ生成(v2.4.6 NEW)

カードの詳細パネル(味付けの下)に、セクション別の表情を切り替えるトグルを5種追加しました。 A メロ/B メロ/サビ それぞれで独立して ON/OFF でき、複数同時 ON も可能です。 1枚のカードのまま、白玉ON のサビ、ハット開きON の B など、何通りもの聞こえ方を作り分けられます。

転調セクション・エンディングセクションを編集中はこれらのトグルは表示されません(音が変わらないため)。

さらにメロディ生成パネルに「癒し系メロ(Rhodes)」トグルを新設しました。 ON にすると、ジャンルを問わず白玉中心/テンション着地の浮遊メロディ生成に切り替わり、 楽器もRhodes(エレクトリックピアノ)に固定されます。 雰囲気優先で歌わせず、ヒーリング系の浮遊感を作りたいときに便利です。 対応ジャンルは Bossa Nova、Pop/Jazzy 系、Pop/Jazzy Waltz 系、Pop/British Ballad、Pop/R&B、 Funk/Acid Jazz 系、Electronic/DnB、Electronic/Hip Hop の12種で、それ以外のジャンルでは非表示です。 コードクオリティ判定で半音衝突を起こさないテンションのみを選ぶよう生成ロジックを刷新したので、 本当に「癒される」音になりました。

メロディ生成パネルには「メロディOFF」ボタンも追加しました。 Funk/New Orleans のようなグルーヴ主導のジャンルで、メロは入れず伴奏だけで完成させたいときに使えます。 MIDI 書き出しやアレンジ画面送出もそのまま通ります。

全27ジャンルで A/B/サビ の展開を整備(v2.4.6 NEW)

v2.4.5 で導入したセクション境界でのパターン切替を、メニューに出ている全27ジャンルに展開しました。

自動メロディの不協和音問題を根本修正(v2.4.6 修正)

癒し系メロ/DnB メロ生成器のテンション選択ロジックがコードのクオリティを無視していた問題を修正しました。 旧実装はメジャー7コード上でも m3 や m7 を着地音に置いていたため、半音衝突の不協和音が頻発していました。 修正後はメジャー/マイナー/ドミナント/sus/dim/aug を判定し、コードに合うテンションのみを着地候補に使うようにしました (メジャーは 9/M3/13/M7、マイナーは 9/m3/11/m7、ドミナントは 9/M3/13/b7)。 癒し系メロが「癒される」音になりました。

起動時の既定(v2.4.6 NEW)

新規プロジェクト起動時の既定を以下に変更しました(保存プロジェクトを開く場合は復元されます)。

その他の修正・調整(v2.4.6)

伴奏ジャンルを3階層化+セクションで自動切替(v2.4.5 NEW)

伴奏ジャンル選択に「スタイル」を加えて3階層化しました(メイン/サブジャンル/スタイル)。 同じ伴奏ジャンルでも演奏スタイルを切り替えられます。 例: Rock / Pop-Rock / Standard、Rock / Pop-Rock / Grunge、Rock / Pop-Rock / Acid Rock。 既存ジャンルはすべて Standard で動作するので互換性は保たれます。

さらに A メロから B メロ・サビへの境目で楽器パターンが自動で切り替わる仕組みを実装しました。 ジャンル側で用意した「Bメロ用」「サビ用」のドラム/ベース/コード演奏に自動で切り替わります。 例: グランジは A メロが静かなベース+ドラムだけ、B メロでハイハットが Closed から Open(半開き)に切り替わり、 サビになると iconic な5-stab パワーコードリフが爆発します。

新しい伴奏ジャンル/スタイル(v2.4.5 NEW)

実 MIDI(The Meters / Nirvana / Hendrix / Sergio Mendes 等)の解析に基づき、6 つの新ジャンル/スタイルを追加しました。

合計54 枚の専用コード進行カードを追加。実曲データ(rock-corpus / iReal Pro)の度数解析を反映しています。 ジャンルピッカーで該当スタイルを選ぶと「①連動」で専用カードが上位に並びます。

独自のコード進行を手入力(v2.4.0 NEW)

カード見出し横の「独自Aメロ」ボタンから、好きな名前と 「C C F F」のようなコード進行を入力して、自分だけのセクションを作って保存できます。 入力したコードは度数(I・IV など)を自動で表示し、その場で試聴もできます。 Bメロ・サビも同様です(空白で小節区切り、1 小節に 2 コードは「-」でつなぎます)。

ボーカル(女性向け / 男性向け)で歌える音域に(v2.4.0 NEW)

自動生成したメロディが、Aメロは低すぎ・サビは高すぎで「通して歌えない」ことがありました。 メロパネルの「ボーカル(女性向け / 男性向け)」を選ぶと、 曲全体が無理なく歌える音域(およそ 1.5 オクターブ)に収まるようにメロディを生成します。

メロディ品質の強化・新しい伴奏スタイル・テンポ自動連動(v2.4.2 NEW)

自動メロディを大きく作り直し、より歌いやすく自然になりました。 必ず息継ぎ(ブレス)が入るので休符なしで延々と続くことがなくなり、 元の旋律の形(音の上がり下がりの美しさ)を保ったまま、 クセのあるコード(dim・aug など)上での不協和を低減します。 大きく跳んだあとに逆へ戻るきれいな動きを優先するよう、自動採点も調整しました。

伴奏スタイルに R&B / ネオソウル(タメのある 16 分グルーヴ)、 British(歯切れのよい電気ギター)、 British Ballad(ゆったりしたピアノバラード)を追加しました (既存スタイルの名称も整理: Folk Ballad / Jazzy Noir / Sweet Jazz Waltz)。 またジャンルを選ぶとテンポがそのジャンルらしい既定値に自動で合います (その後、手動でも変更できます)。

画面も改善し、アレンジ画面・ピアノロール画面で再生中にプレイヘッドをドラッグしても表示が追従、 再生位置やリピートの操作帯を拡大、進行ビルダーでは カード詳細とメロディ生成エリアの境界をドラッグして広さを変えられます。

曲生成ビルダー(v2.4.2 で一時休止)

※ v2.4.2 では、メロディ品質の向上を優先するため「曲生成ビルダー」を一時的にメニューから外しています。 進行ビルダーのメロディが十分な品質になってから再開を予定しています。以下は機能の説明(参考)です。

自動演奏のサブタブ「曲生成ビルダー」では、 雰囲気カードを選ぶ進行ビルダーとは違い、 Aメロ・Bメロ・サビのコード進行をボタン 1 つでまるごと自動生成します。 進行を一から選ぶのが大変な方でも、押すだけで曲の骨格ができあがります。 画面は進行ビルダーと同じく「① まず決める → ② 曲を生成 → ③ 曲構成(仕上げ)」の 番号付きの手順で、生成した進行はメロディ生成・保存・MIDI 書き出し・アレンジ送りに対応します。

v2.4.1 では、コードを「実ヒット曲の通し進行テンプレ」に刷新しました。 実在のヒット曲・スタンダードの「Aメロからサビまで一貫してつながったコード進行」を ジャンル別にそのまま採用するため、Bメロからサビへのつなぎが自然で、 1 曲としてのまとまりが大きく向上します(採用したのは商用利用可能なデータや、 そもそも著作権の対象外であるコード進行のみ。出典はアプリ内「このアプリについて」の ライセンス欄に集約しています)。


🎯 これらを使えると何ができる?

自動演奏・コード進行ビルダー・ジャンルエディタを使いこなせるようになると、 以下の 4 つのゴールに到達します。

🎸

楽器なしで作曲

ピアノもギターもドラムも弾けなくても、 コード進行さえ書ければ完成度の高い MIDI 伴奏が手に入ります。

🎚️

DAW へ橋渡し

生成した MIDI を Logic Pro / GarageBand / Cubase / Ableton 等に トラック単位で取り込んで本格制作の素材にできます。

🎨

自分の音楽ライブラリ

「夜の街っぽい Lo-Fi」「実家の感じのフォーク」など、 自分の感性に合うジャンルを蓄積。曲ごとに使い回せます。

🚀

MMA を超える

世界的に有名なテキスト型自動伴奏ツール MMA 相当の機能を、 テキスト編集ゼロ・GUI のみで実現。新ジャンル制作が爆速。


📚 自動演奏の詳細機能

コードシート記法

1. 基本構造(推奨:1 行 = 1 小節)

テキストで簡潔に書けます。1 行が 1 小節です(小節番号は不要):

// イントロ [intro]
D Gdim
D Gdim
D Gdim
D

// Aメロ前半 [vol=mp]
D Gdim
B7 D#dim
Em Em7
C#m7b5 F#7
Bm G#m7b5
G
Gm

// エンディング [ending]
BmM7 Bm7
E7 G
Gm D
C#m7b5 Bb

2. 明示的な小節番号も使える(旧形式・互換維持)

1 Cmaj7
2 Dm7 G7
3 Em7 A7
4 Fmaj7

新旧形式は混在可能(番号付き行が来た時点でカウンタが同期)。

3. 1 小節のコード数(1〜8 コード対応)

コード数各コードの拍数
14 拍(小節全体)D
2各 2 拍(前半・後半)D G
3各 1.33 拍D F G
4各 1 拍G G Bb C
5–8各 0.5–0.8 拍細かいコード変化

4. カウント(クリックイン)

Side Stick(リムショット)が拍 1 強・他通常で発火し、本体伴奏は鳴りません。 曲頭の「ワン・トゥー・スリー・フォー」やフィル前のメトロノームに使います。

セクション全体に効かせる:

// カウント [count]
z

// イントロ [intro]
D Gdim
...

1 小節だけカウントする(per-bar インライン):

// イントロ [intro]
D Gdim
z [count]                  ← この小節だけ 4 拍カウント
D Gdim
z [count, length=2]        ← 2 拍だけのカウント(拍 1 強・拍 2 通常)
D D

5. 小節長の変更(部分拍子変更)

通常は 1 小節 = 4 拍(4/4 拍子)ですが、[length=N]その小節だけの長さを変えられます。 同じ意味で [beats=N] も使えます。N は 1〜32(小数も可)。

// 4/4 中に 2 拍だけの独立小節(2/4)
D Gdim
D Gdim
z [length=2]              ← 2 拍だけ無音の独立小節
D D                       ← 4/4 に戻る

// 3/4 ワルツ(セクション全体)
// ワルツ [length=3]
C
F
G

// 5/4(テイク・ファイブ風)
// ジャズ [length=5]
Am
Dm

// 1 拍だけのキメブレイク
D D D D
z [length=1]              ← 1 拍だけ完全無音
D G

6. 休符マーカー(v2 機能)

記号意味
z / R / r / -休符(その位置で無音)
z!切り休符(前コードのリリースまで強制カット、pad/ride のロングノートも切れる)
D D D z          ← 拍 4 だけ休符(よくあるブレイク)
D z              ← 半小節休符(2/4 拍分のブレイク)
z                ← 1 小節まるごと休符
D z!             ← 拍 3 で前コードのリバーブまで切る
D R R D          ← 拍 1, 4 だけ D、間 2 拍は休符

7. 対応コード品質(30 種類超)

注意 未対応の品質は「不正なコード」エラーとして警告が出ます(以前は黙ってメジャートライアドにフォールバックしていましたが、誤動作の元なので廃止しました)。
実例で学ぶ 実際のヒット曲のコード進行を音楽理論解説とともに読みながら、 ワンクリックで自動演奏にコピペして試聴できる 🎼 コード進行ライブラリ(Chord DB) を公開しています。本マニュアルで覚えた構文がそのまま使われているので、 記法の理解にも役立ちます。

セクション属性

セクション全体に効く属性

属性効果
vol=ppvol=ff音量段階(6 段)
no=guitarギター(個別トラック ID)をミュート
no=drumdrum 系全部(drum, drum-kick, drum-snare 等)を prefix マッチでミュート
no=bassベース系(bass, walk)をミュート
no=padパッドをミュート
groove=Coolそのセクションだけ別サブジャンル
intro / intro=variantイントロ。ジャンル定義のお手本テンプレを採用
ending / ending=variantエンディング。お手本テンプレ + クラッシュ装飾
countカウント(クリックイン)専用。Side Stick 4 拍を発火、他の楽器は鳴らない
length=N / beats=N小節の長さ(拍数)を変更。N=2 で 2/4、N=3 で 3/4、N=5 で 5/4 等。per-bar 指定でその小節だけ変更も可
fade=in / fade=out / fade=off明示的にフェード(intro/ending 単独ではフェードしない)
final_hold=on最終コードを pad で 2 秒持続させる
crash=on / crash=offクラッシュ装飾の強制 ON/OFF
template=offイントロ/エンディングのお手本テンプレを無効化、本体パターン直行
style=brush / style=ride / style=jingleセクションごとに ドラム/ベース/コードの音色を切替。例: Pop/Jazzy Waltz では style=ride でブラシ → ライドシンバル + walking bass + driving epiano に同時切替(v2.0.2 新搭載)
v2 ポイント no= はジャンルの個別トラック IDを直接指定する MMA 流に変更されました。 Pop/Folk なら no=guitar、Pop/J-POP なら no=piano のようにそのジャンルのトラック IDを書きます。 勘違いされやすい no=piano でギターも止まる旧称エイリアスは廃止されています。

per-bar インライン属性(小節ごとの細かい制御)

各小節の行末に [...] を書くと、その小節だけの楽器ミュート・音量・装飾を指定できます:

// イントロ [intro, template=off]
D Gdim    [no=bass, no=drum]      ← bar1: ギターだけ
D Gdim    [no=drum]               ← bar2: ギター + ベース
D Gdim    [no=guitar]             ← bar3: ベース + ドラム
D D                               ← bar4: フル稼働

// Aメロ前半 [vol=mp]
D Gdim
D D
B7 D#dim
Em Em7
C#m7b5 F#7   [vol=p]               ← この小節だけ p
Bm G#m7b5
G
Gm

per-bar で受け付ける属性: no= / vol= / fade= / crash= / final_hold= / count / length=N / beats=N

イントロ・エンディングのお手本テンプレ(v2 標準装備)

全 17 ジャンルに「らしいイントロ・エンディング」のお手本パターンが組み込まれています。 [intro] / [ending] と書くだけで、そのジャンル固有の漸増立ち上げや終止が自動的に鳴ります。

イントロ標準テンプレ(4 小節)

  • bar 1:コード whole note 1 発のみ
  • bar 2:+ ベース root
  • bar 3:+ ハイハット 4 分
  • bar 4:通常パターン(全楽器揃う)

エンディング標準テンプレ(2 小節)

  • bar 1:通常パターン
  • bar 2:拍 1 で全員一発(kick + crash + コード whole)+ 拍 3 snare ピリオド + humanize 切

テンプレを使いたくない曲(フェードしたくないバラード、最初からフル稼働させたい曲など)は [intro, template=off] または [ending, template=off] で無効化し、 本体パターンを直接使えます。

プレビュー操作(コード単位再生)

キーボード・ショートカット

現在キーボード・ショートカットは設定していません。
(以前 Space で再生/停止できましたが、日本語 IME の変換確定でも Space を使うため、 コードシート編集時に誤動作する問題があり v2.0.2 で撤廃しました)
再生・停止は画面下部の「生成して再生」/「停止」ボタンで操作してください。

v2 エンジン(Pattern + Compiler)

本アプリの v2 エンジンは、Pattern(リズム型)+ Compiler(生成エンジン)方式で動作します。 搭載 17 サブジャンル中、Jazz/Standard と Pop 系(Jazzy / Jazzy Waltz)が v2 sample-based comping で動作。 残りは v2 generic comping または v1 generator で動作(順次 v2 化予定)。 v2.0.2 から既定 ON。低品質サブジャンルは整理段階で削除しつつ、Rock / Ballad / Funk / Blues は 旧 .eacc 互換のため "Standard" を 1 サブのみ残してメインジャンル温存(v2.0.3)。

新規ジャンル「Pop / Jazzy」「Pop / Jazzy Waltz」(v2.0.2)

ジャジーな歌謡曲を作りたい人向けの専用ジャンル 2 種を新搭載しました。 EGO-WRAPPIN'「色彩のブルース」、Orange Pekoe「やわらかな夜」のような昭和ジャズ歌謡を 1 クリックで再現できます。

ジャンル拍子 / BPM主な特徴style 切替
Pop / Jazzy 4/4 / 既定 110 Walking bass + drop2 piano + brush snare(拍 2/4 強アクセント)+ optional JingleBell style=jingle で JingleBell ON
Pop / Jazzy Waltz 3/4 / 既定 180 Bass + EPiano(Rhodes)+ Brush ドラム の 3 トラック構成。8 分 swing(シャッフル)対応。イントロは sustain 一面、Aメロ・Bメロは控えめ comp、サビで派手切替 style=brush(既定)
style=ride でドラムがライド + ベースが 4 分 walking + エレピ driving accent に同時切替
style=jingle で JingleBell 装飾追加
使い方のコツ Aメロ・Bメロでは [style=brush](または無指定)で控えめに、サビで [style=ride] に切替えると、原曲のような 「静 → 動」のダイナミクス がそのまま出ます。

chord_db からのコピペで名曲学習

本アプリ画面の MIDI エクスポート下に表示される 🎼 コード進行ライブラリ(chord_db) リンクから、 研究済みの名曲コード進行をブラウザで開き、コピペするだけで自動演奏で再現できます。 現在「歌うたいのバラッド」「やわらかな夜」「色彩のブルース」を収録(順次追加予定)。

MIDI エクスポート

Channel 0=Piano、Channel 1=Bass、Channel 9=Drum などの規約で、 SMF Format 1 として書き出し。DAW で開いてすぐ編集できます。


🎛 ジャンルエディタの詳細機能

Factory ジャンルから派生

搭載済み 17 ジャンル(Jazz Standard、Bossa Classic、Rock Pop-Rock 等)から 1 クリックで派生コピー → 微調整 → 保存。 ゼロから作るより遥かに早いので、まずはこの方式に慣れるのがおすすめ。

完全新規から作成

トラック・パターン・シーケンスをすべて自分で組み立てられます。 時間はかかりますが、MMA に存在しないジャンル(Acid Jazz / Future Funk 等)も 自由に作れます。

パラメータ編集(17 フィールド)

パターンエディタ(視覚タイムライン)

シーケンスエディタ

Intro/End ビュー(v2 標準)

各ジャンルが持つイントロ・エンディングお手本テンプレを一覧表示できます(読み取り専用)。 chord_sheet で [intro=variant] と書くときの variant 名や、各テンプレが上書きしているトラック ID、 最終バー処理(hold / crash / no humanize)も確認できます。

User Bank 管理

シンセサイザーのユーザーパッチ管理と同じ感覚で扱えます:


🗺 マスターするための学習ロードマップ

以下の順で進めると、約 1 〜 2 時間で自動演奏 + ジャンルエディタの主要機能を体得できます:

Step 1 · 初級

🎸 ロカビリーチュートリアル

既存ジャンルから派生 → 微調整 → MIDI 出力まで。 20 分で全工程を体験。最初の 1 本に最適。

所要 20 分 派生 + 編集
Step 2 · 中級

🎹 Acid Jazz Virtual Insanity

完全新規からトラック・パターン・シーケンス全部組む。 MMA に無いジャンルを自分で構築。フルコース。

所要 60 分 完全新規
Step 3 · サンプル

🎵 コード進行サンプル集

作ったジャンルを実際の進行で試す。 J-POP 王道・カノン・ブルース・ジャズ標準曲の進行をコピペ可能。

随時追加

🚀 まず動かしてみよう

百聞は一見に如かず。 20 分のロカビリーチュートリアルから始めるのが最速ルートです。

🎸 ロカビリー編へ 📚 全チュートリアル一覧

❓ よくある質問

Q. どんな曲が作れますか?

Jazz(Standard / Gypsy / Waltz)、Bossa Nova(Classic)、Pop(J-POP / Vocaloid / City / Folk / 50s Rock'n'Roll / Jazzy / Jazzy Waltz)、Rock(Pop-Rock / Standard)、 Ballad(Standard)、Funk(Standard)、Blues(Standard)、Reggae One Drop の 計 17 サブジャンル。 自分でジャンルを作れば Acid Jazz / Tango / Big Band 等、 搭載されていない領域も対応可能。

Q. 楽譜が読めなくても使えますか?

コード記号(C、Am、Dm7 等)が分かれば使えます。 分からない場合は、サンプル進行集をコピペして体感的に始めるのが早いです。

Q. MIDI を DAW に取り込んだ後、何ができる?

各パートを別トラックに分けて出力するので、 ピアノだけ別の音源(ピアノプラグイン)に差し替え、 ベースだけエフェクトを追加、ドラムを生ドラムプラグインに置き換え、など 自由な編集が可能です。

Q. 作ったジャンルは他の人と共有できますか?

現時点では .eag ファイルの直接共有機能は実装されていません。 ニーズが高まれば将来的にエクスポート/インポート機能を追加検討します。


📍 関連ドキュメント